2017年9月22日(金)、23日(土)、24日(日)仙台市にて開催されました、JSOI日本口腔インプラント学会 総会にて、「コンピューターガイデット 3TSc 歯牙移植」について学会発表して参りました。
2017年9月22日(金)、23日(土)、24日(日)仙台市にて開催されました、JSOI 日本口腔インプラント学会 総会にて学会発表して参りました。
22日(金) 専門医教育講座
JSOI 日本口腔インプラント学会は、日本のインプラント専門の学会であり、
他にはIPOI 近未来オステオインプラント学会が存在します。
国内のインプラント学会としては、最大級の規模です。
この学会には、専門医制度があります。専門医ライセンスを取得するには、かなり高いハードルがある為、
取得自体を諦める人が多い専門医ライセンスなんです。
ですから、国内の『インプラントが専門ではない学会による「独自のインプラント専門医」ライセンス』を取得する人が増える訳です。
あるいは、海外のインプラント学会の専門医ライセンスを取得する人も。。
ですからインターネットなどでよく見かける「インプラント専門医」と言っても全く違うんです。
・JSOI 日本口腔インプラント学会
・IPOI 近未来オステオインプラント学会
この上記2つのみが日本国内のインプラント専門の学会なのです。
JSOI日本口腔インプラント学会の
専門医ライセンスを取得しても維持・更新しなくてはいけません。
それが毎5年以内に専門医教育講座 や専門医更新講座受講や学会出席、発表、症例報告などの条件を満たす必要があります。
私は、3年前に1回目の更新をしました。
NIS北日本口腔インプラント研究会 懇親会
専門医は必ず地域のインプラント認定施設を持つインプラント研究会に所属する義務があります。
私の所属してるのは、NIS 北日本口腔インプラント研究会です。
平成13年以来所属しております。
仲間と仙台の食を楽しみました!
23日(土)、24日(日)日本口腔インプラント学会総会
学会会場は、昨日の専門医教育講座とは別会場でした。
業者さんの展示は、歯科治療器具を扱う会社だけではなく、仙台の特産品を取り扱う会社までブースを所狭しと出しております。
東京辺りですと車の展示(スーパーカー)まであります。
学会発表には2つ方法があります。
一つは、口頭によるもの、もう一つは上の写真の様なポスター発表という方法です。
割り当てられた時間になるとポスター前に発表者が立ち、聴講者に直接質問を受けるというスタイルです。
人前で話すのが苦手でも発表の方法を変える事で学会発表は出来るのです。
今回も私は、口頭で学会発表しました。
「歯牙移植にコンピューターガイデットサージャリーを工夫応用した症例」と題して発表させて頂きました。
世界初の試みであるこの技術は、開発正式名:「コンピューターガイデット3TSc(Taniguchi Tooth Transplant System concept)歯牙移植」を症例報告を交えて紹介しました。
この3TScという歯牙移植技術は、いつか訪れるであろうiPS細胞や幹細胞の培養による「歯牙の再生」が常識となった時、その再生された「 歯牙 」をどうやって?歯牙を失った顎の骨(土手)に移植するのか?を解決する礎となると考えております。
歯の形態は幾何学的でインプラントに比べると大変に複雑です。
インプラントの方が単純な形態ですから、インプラントと同じ形のドリルでインプラント埋入が可能なのです。
ホント、インプラントシステムって、よく出来たシステムと思います。
しかし、歯には(歯根膜)感覚器が備わっており、残っている天然歯との連結も可能となりますので、
インプラントよりもメリットも大きいのも事実です。。
当診療所では、約5年前からこの技術を開発応用して、歯牙移植を行なっております。
改良に改良を重ねて現在のシステムまでに構築しました。
今の学会は、お昼休みも無駄にしないんですよ。
ランチョンセミナーが開催されており、お弁当が用意されています。
お勉強しながらのお食事の時間なんです。
私は、明海大学歯学部教授 申教授の「インプラントと歯周病」についてのランチョンセミナーを受講しました。
恒例の学会弁当です。 大変に美味しく頂きました!
さっ、これから札幌に帰らなくてはなりません。
記念撮影ね。
もちろん、仙台駅で牛タン食べましたよぅ。。
帰りの飛行機からの空。幻想的でしょ?!
仙台空港から新千歳空港は、1時間位ですので近いですよね。
とても充実した仙台出張でした。
さー、今週もインプラント手術も含めて気合いを入れて頑張りますか!
週末は、日本顎咬合学会理事会、咬合フォーラムが金沢で開催されます。
北海道支部副支部長として理事会出席と咬合フォーラム視察をして参ります。
来年の咬合フォーラムは、札幌で開催ですからね。。
何事も気合いを入れてとことん頑張りましょう!
谷口歯科診療所
院長 谷口昭博