咬み合わせと○○を見直すことで健康を手に入れる?!
2022年12月1日にこのブログを書いています。
今年もあと少しですね。
この時期って、クリスマス、お正月によります食生活って、乱れますよね?!
日常ではあまり食べない食材(メニュー)であり、味付けは一体誰に合わせてなのでしょうか?味が物凄く濃い!
おー、塩食べてんのか?って、くらいに塩辛い。
濃い味付けが多く、決して体に良いとは思えませんよね笑
市販されているオードブルなどは、塩分も強く、味が濃い設定となっております。薄味のオードブルって、恐らく売れないのかもしれません。買いますか?
ここで疑問に感じることは、味覚の感じ方です。
個人差が多く、歯科学会の論文でもこの個人ベースの味覚が個人差があり過ぎて両極端な論文が多く、個人レベルでお箸する際にはあまり参考になりません。
皆さんは、「味蕾」って、ご存知でしょうか?
主に舌に存在します「味」を司る組織なのです。
味が濃い人、薄い人、辛いのは苦手、激辛大歓迎など通常のお口でも大きく個人差があります。
これは、何故でしょうか?
答えは、簡単です。
味蕾を鍛えると強くなる?
それは、間違えです。
残念ですが味蕾は、鍛えられません笑
では、どうすると味が濃くて、塩辛い食べ物を平気で多く摂取できる様になるのでしょうか?
なりたいですか?笑
では、言い方を変えます。
では、どうすると味が濃くて塩辛い物じゃないと「美味しい」、「味が物足りる」と感じる事ができるのでしょうか?
答えは、味蕾の数を減らせば、濃く塩辛い物を平気で多く摂取可能になります。
その証拠に子供って、大人用のカレーは食べられません。
子供用に甘口カレー(星の王子様でしたっけ?)が食品メーカーにより設定され発売されているのがその答えです。
成人になるにつれ口腔生理機能があらゆる条件の下、子供の頃よりも失っていきます。
それは、味蕾の数の減少だけではなく、安静時唾液、機能時唾液の量の減少、歯数の減少(入れ歯の装着)、咀嚼回数の低下などが挙げられます。
例えば、入れ歯を使用している場合は、確実に味覚、温度感覚、食感がかつての良い状態だった頃に比べて下がります。
そして、咀嚼回数は減り、嚥下までの時間が少なくなりますので、胃への負担、消化不良、成人病の誘発の可能性が上がります。
よって、塩分の摂取過多、咀嚼回数不足になる場合には、お体に良い影響はありません。
味覚だけで言うと、まるで病院食の様な塩分を限界まで控える食事を心掛ける事で健康維持は可能かもしれません。
しかしながら、美味しいと感じる味付けなのか?どうか?は、食事の内容にもよるとは思いますが、楽しい時間と思えない場合には、人生において食事の時間に不満と感じるのではないでしょうか?
そして、咬み合わせが悪い事で咀嚼回数が極端に少なくなり、丸呑みに近い食事をする事で体への負担は良くはありません。
先日、人間ドックを受けて参りました。
適度な運動は、行っております事は大前提です。
そして、口腔生理機能が整っている谷口昭博です。
結果は、何も問題無しでした。
歯科医師だから?だと思いますか?
それは、違います。
不健康な歯科医師は大勢おりますので笑
私は、戦略的に健康を維持しているからです。
病院の受付にて会計を待っている時に疑問が湧きました。
ここにいる大勢の会計待ちの方々は・・・、
病気になったから病院に来ているのか?
病気にならない様に?なっていないのか?を確認に来ているのでしょうか。。
勿論、病気の人が通うのが病院であり、健康かどうか?を確認する所は人間ドックとするのであれば、
やはり、
病気になったから病院に来ているのでしょう。
私は、「咬めるが普通になる!」という出だしで、谷口歯科診療所YouTubeチャンネルでお話をさせて頂いております。
この「咬める」が大変に重要なキーワードなのです。
谷口歯科診療所には、多くのセカンドオピニオンの方々がご来院されます。
その多くが本当にインプラント治療の為に全ての歯を抜く事が必要なのか?
ブリッジでは不安、入れ歯が合わないのでインプラントに出来ないのか?などなど、多くのお悩みをお聞き致します。
谷口歯科診療所としまして考えるのは、そもそも道具の種類に悩む前に別の問題なのでは?という事です。
入れ歯、ブリッジ、インプラントは、道具に過ぎません。
咬むための道具(手段)に過ぎません。
問題は、何故?今の状態に陥ったのか?にフォーカスを当てて考えていきます。
現状のお口の環境を掘り下げて探る事で解決しなくてはいけない真の問題が浮き彫りになるのです。
この部分を端折って、例えインプラントか何かで補ったとしても、また現在の状況に戻ったら、そこでやっと考え直すのでしょうか?
その場合にお口の条件が以前より更に悪くなっているとしたら、「咬める」を実現するには難易度が上がります。
以前よりも難易度が上がる治療は、確実に費用も上がります。
条件が悪くなると、まず条件を良く(普通に?)する必要がありますので、余計に治療費用が掛かる訳です。
それでは、咬める道具を手に入れば、口腔生理機能は不要なのでしょうか?
無視できるのでしょうか?
答えは、、
咬むための道具にだけ注目するのではなく、お口の恒常性を保つ口腔生理機能は最も重要と言えます。
恒常性というは、良い状態を保つ力のことです。
例えて言うのであれば、大変に優秀な警官が3人いたとします。
では、この警官3人だけで札幌市の治安を維持できますでしょうか?
治安維持は、出来ませんよね?
お分り頂けましたでしょうか?
口腔生理機能は、お口の警官的な役割なのです。
この様な場合も含めて、谷口歯科診療所にご相談頂けると健康維持・回復へのご提案も可能です。
一度、口腔生理機能の見直しをしてみませんか?
そこで、2023年1月1日より始まりますYouTube新シリーズのご注目下さい。谷口自身に特殊な装置を装着して、あらゆるお口の感覚を検証する動画を公開致します。
乞うご期待です!
2023年もどうぞ宜しくお願い致します。
谷口歯科診療所 院長 谷口昭博