咬み合わせが悪くなる理由とは? 天然歯の場合編

谷口歯科診療所によくあります、電話、メールなどで多くの問い合わせを頂きます項目に「咬み合わせが悪いので診て下さい!」があります。

それでは、素朴な疑問なのですが、「咬み合わせが悪い」って、一体誰が言ったのでしょうか?

・ご本人?
・何処かの歯科医師?
・整体の先生?(これ、結構あります笑)
・漢方の薬局の先生?(お一人だけ、いらっしゃいました^^;)

谷口歯科診療所には、多くの「咬み合わせ」に関するセカンドオピニオンの方々がいらっしゃいます。

例えば、食事がしにくい場合は、ご本人が一番感じる筈です。

咬むための歯が無い場合は、今回は割愛させて頂きます。

お食事の際にですが、天然歯が全て揃っているのに咬めない、咬み難い場合には一体どの様な原因があるのでしょうか?

例えば、「歯科矯正治療」後に咬めない、「審美歯科治療」後に咬めない、あるいは(治療など)何もしていないけど咬めない等、様々です。

歯科矯正治療、審美歯科治療に関しましては、それぞれの主治医がどの様に診査診断の結果として、適切な治療を開始したと考えられる為、谷口歯科診療所としましても正直、困ってしまう事が多々あります。

その様な場合は、患者さんのまず開口一番が掛かった治療費用と治療期間が出てきます。

まぁ、、掛かった費用と治療期間に関しては、私達は正直コメント出来ません(^^;;

見た目は綺麗なのですが、得られた結果に関しましては?という事ですね。

医療行為というのは、不測の事態という事もあり得ます。

それでは、何故?咬めなくなったのか?

この問題を紐解くには、現状を知ることは非常に大切です。

そこで大きな問題としまして、私達はその方々の治療前を担当しておりませんので、どのような過程で現在の状態に至り、何故咬めなくなったのか?が不明なのです。

過去には、日中、夜間の歯軋り、食い縛りが急に強くなる様な生活環境により咬めなくなったという方もおりました。

セカンドオピニオンの目的って、人によってそれぞれです。

谷口歯科診療所の各種治療におけるセカンドオピニオンは、前向きな考えをお持ちの方を対象としております。これは、どんな治療でも言えますが、過去は変えられませんし、完全に元の状態に復元する事も困難と考えます。

過去に縛られている方にある傾向としては、お口の中は現状維持で不快症状だけ取り除いて欲しい方が多く感じます。しかし、咬み合わせに問題があり何らかの対応を考える場合には、現状維持では困難である事が多いです。

治療自体にトラウマもあると思われますので、治療開始までは相当なお時間が掛かる方が多いです。

医療全般においても“絶対に”と断言は出来ませんが、咬み合わせ治療により未来(これから)を変えられる可能性はあると思います。

セカンドオピニオンで一つエピソードがあります。

以前、谷口歯科診療所YouTubeチャンネル(第9話 インプラント専門医-手術後のセカンドオピニオン編)でもお話した事があります。

内容としまして、インプラント治療後のセカンドオピニオンでした。

他院にてインプラントを前歯部に2本埋入後、6ヶ月経過しているとの事でした。

その方は、計2回のセカンドオピニオンにいらっしゃいましたが、質問が明らかに前医との話し合いの準備?としか思えない内容の質問ばかりなのです。

よって、治療?が目的ではないので、当時の谷口歯科診療所として何らかの治療費用を頂けないのですね。

もちろん時間は、掛かりましたが・・・。

恐らく、前医からの返答に対応する為の質問を構築しているのでしょう。

しかしながら、相手はプロフェッショナルです。

アマチュアとプロフェッショナルは、やはり対等にはいきません。

因みにこれを機会に谷口歯科診療所におけるセカンドオピニオン対応の体制が変わりました。

次回、咬み合わせが悪くならない様にするには、どうすれば良いのか?

日本顎咬合学会(咬み合わせ)指導医、認定医、北海道支部支部長
国際顎頭蓋機能学会(ICCMO) 国際認定医
国際顎頭蓋機能学会・日本部会(ICCMO JAPAN)/ 認定医
JSOI日本口腔インプラント学会専門医
IPOI近未来オステオインプラント学会専門医、認定医
ICOI国際インプラント学会フェロー北海道歯科医師会 学術委員
北海道大学歯学院 大学院生4年生
科学的根拠と各種専門医ライセンスを取得し、維持している立場からかみ合わせを診査診断させて頂いております。

谷口歯科診療所 院長 谷口昭博