こんにちは。札幌駅前の赤れんがテラス6階にある谷口歯科診療所、4代目院長の谷口 昭博です。

インプラント治療を検討されている方、あるいはすでに他院で診断を受け「このまま進めて良いのだろうか」「もっと痛みの少ない方法や確実な術式はないのだろうか」とお悩みではありませんか?
インプラントは欠損した歯の機能を回復させる優れた治療法ですが、外科手術を伴うため、患者様にとって「痛みや恐怖心」「失敗への不安」が付きまといます。
本記事では、当診療所の動画内容を軸に、インプラント専門医の視点から「静脈内鎮静法による痛みのコントロール」「フラップレス手術などの術式選択」「当院が徹底する術中CTとプレオペレーションの重要性」について分かりやすく徹底解説します。
見出し
インプラント治療でセカンドオピニオンが必要とされる理由
インプラント治療は、すべての歯科医院で同じように行われているわけではありません。歯科医師の経験値、診断機器、備わっている設備、連携する専門医の有無によって、提案される治療方針や術式が大きく異なります。
なぜセカンドオピニオンが推奨されるのか?
主治医以外の専門的な意見(セカンドオピニオン)を聞くことには、以下の大きなメリットがあります。
- 診断の客観性を担保できる:骨の量や質、全身状態に対する見解が適正かどうかを確認できます。
- 術式の選択肢が増える:骨移植が必要と言われた場合でも、他院では特殊な術式やインプラント体の選定により回避できるケースがあります。
- 不安や恐怖心の軽減手段が見つかる:局所麻酔だけでなく、麻酔科医による専門的なコントロールを導入しているクリニックの存在を知ることができます。
「他の先生の意見を聞くのは失礼ではないか」と躊躇される方もいらっしゃいますが、一生を左右するお口の健康を守るためには、納得のいく選択をすることが何より大切です。
手術中の痛みと恐怖を解消する「静脈内鎮静法(セデーション)」

「手術の音が怖い」「痛そうで踏み切れない」という恐怖心は、インプラント治療をためらう最大の原因です。
通常の手術では歯茎に打つ「局所麻酔」を使用します。これにより痛み自体は完璧に遮断できますが、「ドリルで骨を削る振動」や「手術特有のプレッシャーや恐怖心」までを取り除くことはできません。
そこで当院のような専門的な医療機関では、静脈内鎮静法(セデーション)を取り入れた手術を提供しています。
【局所麻酔のみ】
痛みの遮断:〇 | 意識・恐怖心のコントロール:✕
【静脈内鎮静法(セデーション)を併用】
痛みの遮断:〇 | 意識・恐怖心のコントロール:〇(記憶が残りにくい・うとうと状態)
静脈内鎮静法(セデーション)とは?
静脈内鎮静法とは、点滴から鎮静剤を投与し、患者様を「眠気に襲われているような、非常にリラックスした状態」にする麻酔法です。
- 意識のコントロール:うとうと眠っているような感覚になり、緊張感や恐怖心がほとんど消え去ります。
- 記憶の低減:手術中の出来事や音に関する記憶がほとんど残らないケースが多く、「気づいたら終わっていた」と仰る患者様が多数派です。
- 全身管理の徹底:当院では北海道大学や北海道医療大学をはじめとする歯科麻酔科の専門医をお招きし、手術中は麻酔科医が心脈拍や血圧などの全身状態を常にモニタリングします。
執刀医はインプラント手術のみに100%集中し、麻酔科医は全身管理と恐怖心の低減に100%集中する——この「完全な役割分担(チーム医療)」こそが、安全で快適なインプラント手術を実現する条件となります。
セカンドオピニオンでのチェックポイント
他院で治療を検討されている方は、「静脈内鎮静法(麻酔科医の手配)に対応しているか」をぜひ質問してみてください。麻酔科医との連携ネットワークは、一朝一夕で構築できるものではなく、クリニックの体制を見極める指標の一つになります。
切らないインプラント「フラップレス手術」のメリットと専門医の真視点

近年、インターネットやメディアで「切らないインプラント(フラップレス手術)」という言葉をよく目にされると思います。
通常の手術では歯茎を切開して剥離(めくること)し、骨を直接見ながらインプラントを埋入します。これに対しフラップレス手術は、歯茎に小さな穴を開けるだけで埋入する術式です。
フラップレス手術のメリット
- 術後の腫れや痛みが極めて少ない:切開や縫合を行わないため、組織へのダメージが最小限に抑えられます。
- 手術時間の短縮:縫合の手間がかからないため、手術時間が短くなります。
- 治癒が早い:傷口が小さいため、術後の回復がスピーディーです。
専門医として伝えたい「最小限の侵襲」と「確実な結果」のバランス
医療の世界(特に内科・外科における腹腔鏡手術など)では、「低侵襲(できるだけ身体を傷つけない)」が大きなトレンドであり、歯科においても非常に望ましい考え方です。
しかし、歯科医師の目線として「すべての症例でフラップレスが正解とは限らない」ということをお伝えしなければなりません。
外科手術の基本は「直視・直触(直接目で見ること、直接触って確認すること)」です。
- 難症例におけるリスク:骨の幅が狭い場合や骨補填(骨を増やす手術)が必要なケースで無理にフラップレスを行うと、骨の外側にドリルが突き抜けたり、適切な角度で埋入できなかったりするリスクが高まります。
- 最も大切なのは「結果」:最小限の切開にこだわるあまり、インプラントの長期的成功率を落としてしまっては本末転倒です。しっかりと歯茎を開き、安全を担保した上で確実に埋入するべきケースも数多く存在します。
症例に応じてフラップレスを選択できる技術力を持ちつつも、無理な低侵襲にこだわらず「確実な結果」を提供できる判断力こそが重要です。
当診療所が実践する「安全性を極限まで高める3つの取り組み」
動画内で当院の手術時間について触れていますが、実は当院は麻酔科の先生から「谷口先生のところは、他のどこよりも手術時間が長いですね」と言われることがあります。
なぜ当院の手術時間は長いのでしょうか?それは、「安全性の確認手順(ダブルチェック・トリプルチェック)」を一切妥協せずに徹底しているからです。
① 事前のプレオペレーション(模擬手術)
当院では、インプラント手術を行う前に、患者様のCTデータを元に作った「実際の顎の骨と同じ形状の3D立体模型」を作成します。
手術前にスタッフ一同でこの模型を使い、コンピューターガイド(インプラントを狙った位置・角度へ正確に導くマウスピース型の補助具)が正しく機能するかどうか、シミュレーション(プレオペレーション)を行います。あらかじめ模型上で成功を確認してから本番の手術に臨むため、思わぬトラフルの発生を防ぐことができます。
② 手術中の「術中CT撮影」による位置確認
コンピューターガイドの精度は非常に高いものですが、当院ではそれを過信しません。
手術中、一番細いドリルで骨に初期の孔をあけた段階で、患者様の麻酔を一度浅く(覚醒)し、手術室から院内のCT撮影室へ移動していただいて「術中CT」を撮影します。
- 設計通りにドリルが進んでいるか?
- 神経や血管に危険な距離まで近づいていないか?
これをリアルタイムのCT画像で絶対に間違いがないか確認した上で、本埋入へと進みます。
③ 時間をかける理由:すべては患者様の安心と成功のために
麻酔を一度調整し、移動してCTを撮影して確認する——この工程を入れるだけで、当然ながら他院よりも30分〜1本分の時間が余分にかかります。
しかし、インプラントは一度骨に埋入すると、数十年、あるいは生涯にわたって患者様のお口の中で機能し続けるものです。「少しの手間や時間」を惜しんでミリ単位のズレを生むくらいなら、どれだけ時間がかかっても「絶対に安全で寸分の狂いもない状態」を担保することが、当院の誇りであり使命だと考えています。
インプラント相談・セカンドオピニオンで失敗しないためのQ&A
セカンドオピニオンを受診される際や、治療先を決める際に患者様からよくいただくご質問にお答えします。
Q1. 他院で「骨がないからインプラントは無理」と言われました。諦めるべきですか?
A. 諦める必要はありません。専門医の診断を受け直すことをお勧めします。
骨の量が不足している場合でも、サイナスリフト(上顎洞挙上位術)やGBR(骨再生誘導法)といった骨を増やすアプローチ(骨造設)を行うことで、インプラント治療が可能になるケースは非常に多いです。技術や設備によって対応できる範囲が異なるため、ぜひ専門医にご相談ください。
Q2. セカンドオピニオンには何を持参すれば良いですか?
A. 現在通院中の歯科医院での資料(レントゲン、CTデータ、診断書など)があればご持参ください。
資料がない場合でも、当院で改めて精密検査やCT撮影を行うことができますので、手ぶらでお越しいただいても問題ありません。「現在の診断内容に納得がいかない」「別の選択肢を知りたい」という思いをそのままお聞かせください。
Q3. 手術後の痛みや腫れはどれくらい続きますか?
A. 個人差や術式にもよりますが、通常は3日〜1週間程度で治まります。
静脈内鎮静法を行うことで手術中のストレスが大幅に軽減されるため、術後の血圧上昇も抑えられ、腫れや痛みが軽くなる傾向があります。また、適切な処方薬(鎮痛剤・抗生剤)を服用していただくことで日常の生活に支障をきたすことはほとんどありません。
失敗しないインプラント治療のために
インプラント治療は、失われた歯と噛む喜びを取り戻すための素晴らしく画期的な治療法です。しかし、やり直しのきかない外科手術であるからこそ、「どこで受けるか」「誰に任せるか」の選択が運命を分けます。
- 恐怖心が強いなら、歯科麻酔科医による「静脈内鎮静法」があるか
- 表面的な「切らない手術」だけに惑わされず、確実な結果を追求しているか
- プレオペや術中CTなど、安全性を担保するための二重三重の確認体制があるか
当院では、患者様一人ひとりの不安に寄り添い、客観的かつ専門的な視点から納得のいくカウンセリングを行っています。
札幌駅近くでインプラント治療をお考えの方、あるいは現在の治療計画に不安を感じている方は、どうぞお気軽に谷口歯科診療所のセカンドオピニオンをご利用ください。あなたにとって最適な治療法を、一緒に見つけていきましょう。
【医院情報】
谷口歯科診療所
住所:北海道札幌市中央区北2条西4丁目1 赤れんがテラス6F(札幌駅前地下歩行空間直結)
電話番号:011-271-2610
診療科目:歯科 / インプラント治療 / セカンドオピニオン外来
※ご予約・ご相談はお電話またはWEB予約から受け付けております。