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谷口歯科診療所のミッション:私たちが「1人1人に時間をかける根本治療」にこだわる理由

2026.07.02 ブログ

こんにちは。谷口歯科診療所、4代目院長の谷口 昭博です。

札幌 歯医者 谷口歯科診療所

当院は、札幌駅前「赤れんがテラス6階」にて、日々多くの患者様のお口のお悩みに向き合っています。近年、医療のデジタル化や効率化が進む一方で、私たちはあえて「お1人お1人にたっぷりと時間をかけるオーダーメイド医療」というスタイルを貫いています。

なぜ、利便性の高い札幌の中心部で、このような「効率とは真逆の診療」を行っているのか。そこには、1916年の創立から100年以上にわたり受け継がれてきた医療への情熱と、現代の歯科医療に対する確固たる信念があります。

今回は、当院の公式YouTubeチャンネルで公開した「第1話 谷口歯科診療所のミッションとは⁉️」の内容をさらに深掘りし、歯科医師の専門的な目線から、私たちが目指す「理想の歯科医療」のあり方について詳しく解説します。

見出し

大正5年(1916年)創業。谷口歯科診療所が歩んだ100有余年の歴史と継承される哲学

私たちがどのような想いで日々の診療に臨んでいるかを知っていただくために、まずは当院の歩んできた歴史についてお話しさせてください。医療の技術は時代とともに進化しますが、医療人としての「根底にある哲学」は、100年前も今も決して変わることはありません。

旭川、樺太、そして札幌へ。4代にわたり紡がれてきた医療のバトン

谷口歯科診療所は、1916年(大正5年)8月11日に、初代院長が旭川の地で産声を上げました。それから2代目が樺太(現在のサハリン)へ渡って診療圏を広げ、激動の第二次世界大戦を経験します。戦後は北海道の追分町(現・安平町)へと引き揚げて開業し、多くの患者様に親しまれました。

その後、より多くの患者様のお口の健康に貢献すべく、拠点を札幌へと移しました。私、谷口 昭博は1995年4月に東京歯科大学を卒業後、この歴史ある医院の「4代目院長」としてバトンを受け継ぎました。大正、昭和、平成、そして令和へと、時代を跨いで多くの患者様に支えられ、当院は100年を超える歴史を重ねることができたのです。

リーマンショック、東日本大震災を乗り越え「赤れんがテラス」へ

現在の「札幌三井JPビルディング(赤れんがテラス)」に歯科診療所を構えるまでには、予期せぬ大きな試練もありました。以前、父が診療していた古い三井ビルを建て替えることになった際、ちょうどリーマンショックや東日本大震災といった歴史的な出来事が重なり、新ビルの完成が大幅に遅れる事態となったのです。

当初の予定4年(新ビル完成)よりもはるかに長い「7年半」という期間、私たちはすぐ近くの第一生命ビルに仮店舗を構えて診療を続けました。多くの困難がありましたが、「新しいビルが完成したとき、戻ってこられるだけの医療の体力と信頼を維持し続けよう」と心に誓い、一切の妥協を捨てて診療に向き合いました。その結果、現在こうして素晴らしい環境で再び患者様をお迎えできていることは、私たちの誇りであり、患者様との絆の証でもあります。

医療の「質」で社会貢献する。ドクター1人体制に秘められた診療コンセプト

現代の歯科業界では、多くの歯科医師や歯科衛生士を擁し、十数台の診療チェア(ユニット)を並べて1日に100人以上の患者様を診る「大型医療法人」が増加しています。それはそれで、多くの患者様を素早く受け入れるという社会的役割を持っています。しかし、当院が目指す方向性はそれとは完全に一線を画します。

なぜ「大規模化」せず、あえてドクター1人・衛生士3人に絞るのか

現在、谷口歯科診療所の常勤歯科医師は、私「谷口 昭博」ただ1人です。そして、私の思想を深く理解し、高度な予防処置・歯周病治療を実践できる歯科衛生士が2人、そして受付や助手、パートといったプロフェッショナルスタッフでチームを構成しています。

かつては勤務医を雇い、大所帯にしていた時期もありました。しかし、組織が大きくなればなるほど、医療の「質」や方向性を一律にコントロールすることが難しくなります。私がすべての患者様の口腔内を責任持って把握し、一切のブレがない高水準な治療を提供するためには、この「ドクター1人体制」がベストであるという結論に至ったのです。私たちはスピードや量ではなく、「どれだけ質を高め、患者様の深いお悩みを解決できるか」という点で社会貢献をしたいと考えています。

「質重視の歯科医療」がもたらす、患者様への具体的なメリット

1日に拝見できる患者様の数は物理的に限られます。しかし、その分、お1人の患者様に割く診療時間はたっぷりと確保し、しっかりとした治療を徹底しています。

時間を十分に確保できることのメリットは多岐にわたります。

  • 局所麻酔をしっかりと効かせ、痛みを徹底的に抑えた精密な処置ができる
  • 歯の削り残しや、詰め物の段差(ギャップ)を極限までなくす顕微鏡レベルの治療が可能になる
  • 治療の各ステップにおいて、患者様にご納得いただけるまで対話ができる

このように、時間をかけること自体が、治療の成功率を高め、結果として「再発しない=生涯にわたって歯を長持ちさせる」という最大のメリットへと繋がります。

あなたは「自分の家族」にその治療を勧められますか?医療人としての倫理観

私が日頃から、自分自身にも、そしてスタッフ全員にも厳しく問いかけている言葉があります。それは、「今、自分が目の前の患者様に行っている治療は、自分が受けたい治療であるか。そして、自分の最愛の家族に自信を持って提供できる治療であるか」ということです。

「他者への誠実さ」を失った医療は、単なる作業に成り下がる

もしも「自分は嫌だけれど、見ず知らずの他人の治療だからこれでいいや」という妥協が1ミリでもあれば、それは医療人である前に、人間として正しいあり方とは言えません。

医療の本質は、人と人との信頼関係にあります。目の前の患者様を、自分の大切な家族や友人を診るように思い定めて診察する。そうすれば、自ずと「今できる最高の手を尽くそう」という思考になります。この倫理観をクリニック全体で共有することが、谷口歯科診療所の医療の根幹です。

保険診療と自由診療(保険外診療)、当院が全ての患者様に同じスタンスで臨む理由

当院では、患者様が「保険治療」を希望されるか、「保険外治療(自由診療)」を希望されるかによって、患者様に対する態度や熱量を変えることは一切ありません。どちらの患者様に対しても、私自身の姿勢は全く同じです。

ただし、ここで誤解していただきたくないのは、「保険治療が必ずしもベストな方法(内容)であるとは限らない」という厳格な事実です。日本の保険制度は非常に優れており、安価で最低限の機能を回復することができます。しかし、使用できる素材や治療の術式、かけられる時間に厳しい制限が存在します。私たちはプロフェッショナルとして、保険外治療であればここまで結果を出すことができるという「限界と可能性」のすべてを公平に開示する義務があると考えています。

「後出しジャンケン」は絶対にしない。日本一詳しい説明を目指すインフォームド・コンセント

あなたが洋服を買いにお店に入ったとき、店員が上から下まで品定めするように見て、「この人は高い服を買わなそうだから、安い服だけ勧めておこう」と判断したらどう感じるでしょうか。非常に不愉快ですし、せっかくなら一番良い商品を知りたいですよね?実は、歯科診療所でも同じようなことが起こりがちなのです。

治療がすべて終わってから「実は良い方法があった」と告げられる不幸

「この患者様は保険治療だから説明しなくていいや」と歯科医師側が勝手に決めつけるのは、患者様の「知る権利」と「選択する権利」を奪う行為です。

最も避けるべきは、すべての治療が終わった後に、「実は、こういう治療法もあったんですよね」と後から知らされるケースです。これは患者様からすれば、まるで「後出しジャンケン」で負けたかのような裏切られた気持ちになるでしょう。私はそのような不誠実なアプローチがどうしても嫌なのです。

選択肢のメリット・デメリットを全て開示する「日本一詳しい説明」

だからこそ、当院のモットーの1つは「日本一、患者様に対して詳しい説明を行うこと」です。

治療を開始する前に、必ず以下の2点を明確に提示します。

  1. 現在の歯科医療において、最も理想的と考えられる「一番良い方法」
  2. 現在の健康保険治療でできる「限界のライン」

その上で、その差を徹底的にご説明します。もちろん、説明を聞いた上で、無理強いをすることは絶対にありません。私たちが求めているのは、患者様が「少しでも良くなるための情報」をすべて知った上で、ご自身で未来の健康を選択することなのです。

【建築の比喩で考える】対症療法としての「壁の修理」と、根本原因を解決する「配管の修理」

歯科治療の本質をより分かりやすくご理解いただくために、動画内で紹介した「自宅の壁のひび割れ」という比喩を用いて解説しましょう。あなたのご自宅の壁に、ある日突然ひび割れが見つかったと想像してみてください。

原因を無視して表面だけを塞ぐ「その場しのぎの業者」

ある業者に修理を依頼したところ、その業者は「とりあえずパテで直してみましょう」と、表面だけをきれいに埋めて「はい、直りました。また何かあったら呼んでください」と言って帰っていきました。費用も安く済み、一見壁は元通りになったように見えます。

しかし、もしそのひび割れの原因が、「壁の奥深くにある配管からの水漏れ」だとしたらどうでしょうか。表面だけをいくらきれいに直しても、内部の水漏れが止まっていなければ、すぐにまたひびが入ってきます。これが、歯科医療における「痛いところだけを削って、詰めて終わり」という対症療法の姿です。

構造の奥底にあるリスクを追究し、2度と再発させない「根本治療の業者」

一方で、もう1つの業者はこう提案しました。「このひび割れの根本的な原因は奥の配管の水漏れです。表面を直してもまた繰り返すので、配管を直した上で、2度とこうならないように直すのが我々の提案です」。

どちらの業者に大切な我が家の修理を任せたいでしょうか?壁という無機質なものでさえそうなのですから、私たち自身の身体、お口という「臓器」であれば、なおさら原因を追究して二度とそうならない提案をしてくれる業者がいいはずです。当院が目指すのは、まさに後者の「原因を追究し、二度とそうならない提案とメンテナンスを行っていく継続性」の医療なのです。

治療のパラダイム対症療法(一般的な短期治療)根本治療(当院が実践するオーダーメイド医療)
主目的今ある痛みや不快感の除去病気の原因そのものの排除・再発防止
診査診断痛む箇所の一時的な処置口腔内全体を捉える「診査・診断」
アプローチ「とりあえず早く直して」に対応原因を追究し、二度とそうならない提案
診療時間短時間で回すスタイルお1人お1人に時間をたっぷりかける
長期的予後再発・再治療を繰り返すリスクオーダーメイド的な考えで長持ちさせる

【まとめ】谷口歯科診療所は、あなたの「生涯の健康」をデザインするパートナーです

谷口歯科診療所は、決して「早くて、安くて、手軽に通える歯医者」ではありません。むしろ、お1人お1人をオーダーメイド的な考え方のもとで診査・診断・治療を行うため、「なんて時間のかかる歯科診療所なのだろう」と思われるかもしれません。

しかし、それはすべて、あなたの大切な歯という臓器を、5年後、10年後、そして20年後も守り続けるために必要なステップなのです。私たちは、その場しのぎのパテ塗りはしません。お口全体の配管を点検し、基礎から強固に建て直すような、精密な医療を提供します。

  • 「何度も同じ場所の虫歯治療を繰り返している」
  • 「自分の口の現状や、どのような治療肢があるのかを詳しく知りたい」
  • 「大切な家族を通わせられる、本当に信頼できる歯科医院を探している」

もし、あなたがこのようなお悩みを抱えているのであれば、ぜひ一度、札幌駅前の谷口歯科診療所にご相談ください。私たちは、日本一詳しい説明と、妥協のない誠実な治療をもって、あなたのお悩みに全力でお応えすることをお約束いたします。

谷口歯科診療所

院長:谷口 昭博

札幌市中央区北2条西4丁目1 札幌三井JPビルディング(赤れんがテラス)6階

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当院へはJR「札幌」駅から徒歩5分または地下鉄南北線「さっぽろ」駅から徒歩2分、もしくは地下鉄東西線・南北線「大通」駅から徒歩5分でお越しいただけます。 車でお越しの方は北4条西4丁目「三井のリパーク」にお停めください。駐車優待券(2時間まで)をお渡しします。 札幌市にお住まいの方、遠方にお住いの方も患者様もご来院をお待ちしております。 お口のことでお困りでしたら、当院まで安心してご相談ください。